No.121 絵画とおしゃれ、おさえ処の共通点は~

去年の秋から絵画教室に通ってますが
絵を描く時のおさえ処の中には、
おしゃれを作り上げていく時との共通点が
あることに気付いています。


1月の作品「黄色いチューリップとポット」


12月の作品「高峰秀子」(写真を見て描いたもの)

そのひとつは、

メリハリ。

ハイライトのすぐ横に濃い色を入れれば
凹凸がでる。

光と影のさじ加減。

先生が、作品の仕上げの時に

「そうね~こことここにもっと強く影をつけてみましょうか~」、

とおっしゃってくださる所に、
強く、でも少しだけ
影を入れれば

ぼーっとしていた絵が
なんだか急にぐっと引き締まり

全体の絵に雲と泥とのような差がでる。。。
(自分の範囲内での話ですよ。もちろん。)

上の二枚の絵の中では

花瓶とポットの下の
モノと影との境目の黒い線。

花瓶の中の葉っぱの下の黒い影。

秀子さんのアイラインや
ほんの少しの首やあごの影。

メリハリ。

若い頃よく着物を着た母が、
着付けの最後に帯締めや帯留めにぐっと深い色をもってくれば
全体がマジックのように凛と見えたことを思い出し。

洋装で、どんなことがメリハリになるかと考えてみれば。。。

* ナチュラルなジーンズ姿にきちんとリップライナーから引いた口紅ときれいな眉先
* シンプルな同色のセーター&ペンシルスカート姿に差し色の恰好いい靴
* ナチュラルメイク&ヘアーに格のあるアクセサリー
* ショートパンツ&素足に綺麗なペティキュア
* ポイントがない冬のコート姿に、印象的な手袋
* シンプルなトップスにブローチ、も好きだな。

などなど、考えればいくらでも出てきます。
すべてはバランスなので
着る人自身と、時と場合によってメリハリの付け方も違ってきますね。

さて、

今日のあなたのおしゃれに
ぐっとメリハリを出すとしたら、
どこに最後の一筆をふるいますか?笑

昨日観てきたミケランジェロのクレオパトラ、
メトロポリタン美術館のミケランジェロ展にて2月12日まで。

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