№.165 嫌いが嫌いでなくなる瞬間~2019年のサンクスギビングのテーブルより
昨年、ブログに書こうと撮った写真が山ほどあります。笑 これはサンクスギビングのテーブルから。
さてサンクスギビングの前日、スーパーマーケットの花売り場でテーブルフラワーを探す輝美、しかし代わり映えのしないいつもの花ばかりで買いたいものが見つからない。
そこで、半分ふてくされて「今回は、一番私らしくなくて、あまり好きでもない、今までに買ったことのないのを選んでみよう」と、器やリネン類とのコーデも考えずに、エイッっとショッピングカートに入れたのは、20本ほどの濃い目のピンクのバラ。
実は輝美、バラがあまり好きではないのです。それもこのピンク、なんだかプラスチックぽくって、おもちゃみたいで。。。
さて、アメリカのサンクスギビングの祭日は11月の最後の木曜日です。そしてその次の次の日の12月の1日から日本の母の繁忙期を手伝いに行く予定が入っていました。だから今年は形だけね、とテーブルセッティングには何も買い足さず、家にあるものだけで。
ふつう秋の収穫のお祭りの色といえば、赤に黄色にオレンジや茶色と決まっているのですが、今回そこにはとらわれずにダスティーブルーのリネンとグレーのお皿をこのピンクのバラに合わせてみれば、あらら、今までにはなかった可愛らしいテーブルができあがり。。。
意表をついた出来栄えに、ピンクのバラさん侮辱してごめんなさい~、の嬉しさでした。
思えば、自分の凝り固まった好き嫌いや常識を超えていこう(前回のNo.164の記事につながってます、笑)と決意したのはこのテーブルセッティングがきっかけだったのかもしれないな。なんだか自分の世界がポンと音を立てて広がったような、ピンクのバラが自分のものになった思い出のサンクスギビングになりました。
さて、あなたは嫌いだったた何かを、嫌いでない、に転換した瞬間、覚えていますか?
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