No.25 時差ぼけで眠れない夜の遊びには。。。

東京タイムとニューヨークタイムには
13時間の時差があって、夜昼正反対。

数日前にアメリカのお家に戻ったばかりで時差ぼけ。
いつもならとうにベッドタイムの真夜中過ぎても
頭は冴え冴え、まったく眠れない。

そこで、
仕事をしたり、
荷物の整理をしたり
本を読んだり。。。

それでもまだ眠れないときにする遊びは。。。

お皿並べ！

私の頭の中で、これは『素麺と冷酒のお膳』。

葉っぱ型の小皿に薬味を入れて
青線のガラスの器には
たっぷりの鰹節と昆布でとった麺汁を。

白磁のたわみ鉢に合った
すのこを買ってくるんだった。。。
と後悔してももうおそい。

すのこはあきらめ
天ぷら用に使っている籠をのせてみる。

たわみ鉢と籠の間には、
波瀾か南天の葉っぱでも敷いて
素麺と氷をのせる。

きりりと辛口の冷酒は、
うすはりの酒器に入れ、
薄いお猪口でいただくのが涼しげか。。。

箸置きは、雪はのっているが夏の富士、にみえる。

帰国の際に必ず立ち寄る
青山のうつわのみせ　大文字にて
新調したうつわたちを並べて
どんなお料理を入れようかと考えれば、
もうしばし朝にならなくてもいいかな。。。
なんて呑気な気分にもなってくる。

このお店、青山通りの紀伊国屋さんを
ちょっと入ったところに私が学生だった頃からある。

店主の目で厳選された日常使いのうつわを、
良心的な値段で。。。。というようなことをうたっているが、

確かにその洗練されたセレクションは
お値段のわりに質が高く、
口触りがよかったり、
手の内への収まり感がよかったりと
使い手の心地良さを考えて作られている
やさしさを感じる作品が多い。
そしてお互いにどれを合わせてみても
テーブルの上で見事に調和を保つ。

必ずしも購入の際にほしいだけの数の
うつわがそろっているわけではなく
後日配送になることもあるのだけれど、
配送が自宅に届き、
箱の中にこんな手書きの手紙を見つけたときは
二たび幸せな気持ちに。。。

次は金継ぎしてもらった
このお店で買った織部のお取り皿について書きますよん。