No.139 暮しの中の「見立て」を楽しむ

息子の誕生日に毎年届く
ハルモ二からの愛のこもった赤い薔薇。

ハルモニは韓国語でおばあちゃん。
夫のお母さん。
輝美のお姑さん。

一週間以上が経っているけどふんわり咲いて美しい盛り。

このちょっとベルベットのような、暑ささえ感じる真っ赤な花を

初夏のガーデンパーティーに
どうやって使うものかとしばらく考えてみれば。。。

朝起きがけに浮かんできたイメージは、

厚いガラスのサラダボールに大きな葉っぱを敷いて
薔薇の花の部分だけを並べて活ける夏らしいアレンジメント。

テーブルフラワーは

テーマや季節感と調和させてあげるのはもちろん、

前席の人の顔が見えるよう、

お料理の邪魔にならないよう、

低めに活けてあげるのがコツですよ。

低めの花瓶がない時は、
茶箪笥をのぞいてみれば
花生けにちょうどよい大皿や、ティーカップやグラスが見つかるかもしれません。

利休が魚を入れる魚籠(びく)を、茶席のための花入れに見立てたように、

暮しの知恵、「見立て」はとても楽しい。

何かが足りないとき、
「絶対に見つかるぞ~」
と思いながら、ぐるぐると家の中を回れば、

やっぱりほら、

必ず、代用できる何かが見つかります。

今回のガーデンパーティーは
子供の学校の年度末の6月の末にあわせて帰国してしまう
ご近所さん3人の送別会を8人で。

赤い薔薇を前に「愛」の話で盛り上がった、忘れがたい時間となりましたとさ。

さて、

あなたも日々の暮らしの中での「見立て」の活用を、楽しんでいますか?

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