No.7 顔まわりのおしゃれの3つの効用~ V&A美術館にて
目利きの友達お薦めの、
ロンドンにある
ビクトリア&アルバート美術館は
宝石から、ガラス工芸、
彫刻、家具、日本美術やら,
もちろん絵画、などなどあって、
くまなく鑑賞したかったら1日や2日では
事足りないスケール。
でも時間は限られているので
センサーを高波長に合わせて
感情の連れて行ってくれるところに
足を運ばせる。
そして、ピピッと足が止ったのが
上下に並べられたこの2枚の絵の前。
”昔の女性たちもみな、
顔まわりを華やかに見せるために
こうして工夫していたんだな~。”と、
立ちつくしてしまった。
ほかの派手やかな、華やかな
宝石やシルクやミンクで飾り立てられた
ヨーロッパの歴代のお姫様や女王様たちの絵に比べたら
いたって地味で、日常的な女性たちなのに。。。
後で調べてみたらこの女性たち、
時は江戸後期から明治維新の頃、
トルコからイギリスに移住した実業家
コンスタンチン・イオネデスの
妻(上)とその長男の嫁(下)。
その子孫はロンドンで芸術のパトロン達となるのですが、
「稼いだお金の3分の一は使い、
3分の一は慈善事業と寄付、
そして残りの3分の一は貯金すべし。」と
子供に言い残したことで有名。
だからご婦人たちもいたって地味だったのでしょうね。
しかし、地味な中にも確固とした気品を感じます。
前おきが長くなりましたが、
顔まわりのおしゃれは
昔も今も
地味でも派手でも、
トルコの実業家の妻や嫁でも、
日本のキャリアウーマンでもサラリーマンの妻でも、
とにかくおしゃれをする上で
忘れてはいけないことのひとつなのですね。
そこで,お顔周りのおしゃれの効用を
3つほどご紹介いたします。
その1~自分に何だか似合わない色のお洋服を
どうしても着たい場合、
わかっちゃいるのにやめられない場合、
その似合わない色のセーターなり、シャツなり、
ワンピースなりの襟ぐりはできるなら
顔から離れたものがよく、
顔周りには、とにかく自分に似合う色や素材の、
スカーフやアクセサリーを持ってきてあげる。
すると断然きれいにまとまりますよ。
このテクニックを使うには、
自分色、パーソナルカラーを
きちんと知っていることが前提ですね。
その2~もしも、自分のおちりや、
おなかの出っ張りや、
足の短さや、足の太さに、
誰にも気づいてほしくない~~~、
と思っていたら、
それは誰もが多かれ少なかれ
思っていることなのでしょうが、
顔周りのおしゃれ、大切ですね。
相手の目に近い、
自分の顔回りに
ブローチや、スカーフや、
目立つイヤリングなど持ってきてあげると
視線は自然にそこに持っていかれて、
他の部分は、結果、相手の目に入るのが
二の次になります。
やった!笑
その3~地味なファッションを
あっという間に華やかにしたい場合、
例えば会社後に合コンやパーティー
友達とのお食事会が待っている場合など、
この絵の中の女性たちのように、
寒いときには、ファーやフェイクファー
暑いときには、シルクシフォンや品格のあるレースなど
非日常の素材をちょっとだけ顔回りに持ってきてあげる。
そして一段明るい色の口紅を引いてあげれば
華やかなおしゃれの出来上がり。
おつかいにちょっと出る時でも、
ファー付きのジャケットを羽織ると
顔周りにファーが来て、一気にゴージャス感がでますね。
今日はニューヨーク近郊一帯はこの冬初の大雪。
外は静寂。リスもモグラも、
アライグマも土の下で眠っていることでしょう。
部屋の中は暖炉で薪がパチパチと燃える音。
ランチには、鍋一杯に煮込んだ、
チキンチョリソの入った
トマト味の野菜スープ。
何にもできないThe Best Winter Day。
次は、2015年のバッグはこれだった!と言う、
ニューヨーク発のバッグについて書きますよん。
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